こんにちは!
今回は切花のお手入れ方法のコツについてのご紹介です。
切花といえば、結構すぐに枯れてしまったり、はたまた、えっ!こんなに長持ちするの!?なんて事もあったりするものです。
せっかく買ったので、長く楽しみたいですよね!そこで当記事では、お花が長持ちする条件等を交えて、長く楽しむためのコツをお伝えしていくので、きっと長く楽しめるようになるはず!
当記事はこんな方にオススメです↓
- 花のある暮らしをしている
- 花のある暮らし初心者
- 花をできるだけ長持ちさせたい方
そもそも花持ちには、何が関係してくるのか
お花は植物であり、生きています。なので長持ちするかどうかは生き物とほぼ同じです。
ストレスはないか?食料は十分か?栄養は足りているか??
生き物にとって、生きていく上で環境や食べ物が重要であるのと同じで、お花もそれらがとても重要になってきます。
つまり、お花の持ちに関して重要な要素は主に以下の3つです。
- 水の量が適切かどうか
- 水がきちんと吸収できているかどうか
- 環境が花にとってストレスではないか
これらがお花にとってベストな状態であると、とても長持ちするのです。それでは上記の3つについて、順番に説明していきます。
お水の量は花の種類によって違う
種類によっては沢山水を吸うものがあれば、そこまで水を必要としない花があります。
ざっくりですが、水が多めが良いか少なめが良いか。。見分ける方法があります。
それが茎の硬さや、細さです。
茎が硬い花
代表的な花で言うとバラです。そして枝物などもこの分類に入ります。
▶︎お水は多めがよいです。
実は茎が硬い花は、比較的お水を多く吸う傾向にあります。花瓶に生ける時は、茎に対して半分〜2/3位までお水を入れましょう。元気な状態が続きます。
茎が柔らかい花
代表的な花ですとガーベラ、カラー、チューリップ、ラナンキュラスなどです。
▶︎お水は少なめがよいです。
茎が柔らかいお花は、茎に水分が多いので柔らかいのです。その為、お水を多く入れてしまうと、茎が腐りやすくなってしまいます。
ちなみに茎が柔らかいというのは、茎を触ってみて、しなるものや弾力ある柔らかいものを指します。
花瓶に生ける時は、茎に対して1/5〜1/3程度の水の量がベストです。
ガーベラについての詳しい情報はコチラ↓
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茎が柔らかい&細い小花、草花ぽい花
マトリカリア、スカビオサ、ローズゼラニウムなど草花系です。
▶︎お水は普通〜多め
小花も水が下がりやすいお花です。
(水が下がるとは→お水が足りなくて元気が無くなる状態です。)
なので、茎が柔らかくてもお水は多めの方が良かったりします。
スカビオサについての詳しい情報はコチラ↓
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水が多めか少なめが良いのか、判断がつきずらいかと思いますが、お花屋さんの店員さんに聞いたり、何回かお花を飾っていると分かってくるものなので、ぜひ覚えてみて下さい。
- お花の水の量は茎の硬さ、太さで変わってくる
お水が濁ると、お花は水を吸えない
お花を飾っていると、花瓶の水が濁ってきますよね。
水が濁る原因は、バクテリアです。
お花を飾ってそのままにしておくと、水中で細菌つまりバクテリアが発生し、それが濁りの発生の原因となります。
そしてそのバクテリアが茎の中に入り込んで詰まってしまい、お水を吸い上げにくくなってしまうのです。
そうなると、お水をうまく吸い上げる事ができなくなり、お花が萎れてしまうというわけです。
そうならない為にも、お水をこまめに替える必要があります。
- お水が濁っていると、茎が細菌で詰まってしまい、お水が吸収できなくなる
基本的にはお水は毎日変えるのがベスト!
お水を変えないままでいるとお水の中にバクテリアが増殖してしまい、お花がお水を吸い上げる事ができなくなります。
それを防ぐ方法が、水替えです。
つまり毎日お水を変えれば、常に綺麗なお水の状態にできるので、お花はぐんぐんお水を吸う事ができます。
更ににお水を変える際に、茎を1cm程カットしてあげると、綺麗な茎の断面が出てきて、お水をより吸い上げやすくなります。
- 毎日水換えをし、その度に茎をカットすると水を吸収しやすくなる
水替えが面倒。。。そんな方には栄養剤がオススメ!!
お花の栄養剤はお花を長持ちさせるだけでなく、水中のバクテリアの増殖を防ぐ作用もあります。つまり、お水が濁りづらくなり、茎がバクテリアで詰まりにくくなります。その為、栄養剤を入れた場合、毎日お水を替える必要がなくなり、濁ったら替えるだけで良くなるので、お手入れが楽になります!
さらにお花にとっての栄養分も含まれているので、花持ちが良くなります。また、お花が綺麗に咲くような栄養分もは入っていたりするので、良いことづくしなのです。栄養剤はお水に溶かすだけで、使いやすいので是非使用してみてください!↓
- 栄養剤はお花に栄養を与えるだけでなく、水中のバクテリアの増殖を防ぎ、お水を吸い上げ易くしてくれる
お花によって切り方を変える事も重要
お水をたくさん吸うお花(バラなど)は、茎を斜めにカットすると、真っ直ぐにカットした場合に比べて、断面の面積が大きくなるので、お水たくさん吸い上げやすくなります。
枝物などは、枝の断面に『割り』を入れるか、叩きを入れた方がより良いです◎
※『割り』とは、枝の先を縦に切り込みを入れたりすることです。十文字に切り込みを入れたりもします。
※『叩き』とは、枝の先をトンカチなどで叩いて、繊維をほぐすことです。
枝物は基本的に丈が長い事が多いです。そうなると、沢山のお水を吸い上げる必要があります。
なので、『割り』『叩き』を入れる事で、枝の繊維からお水を吸い上げやすくなります。
ちなみに、お水を多くしても、すぐに萎れてしまう。。という時は、茎の部分を叩くと元気になる事もあるので試してみて下さい✨
- 茎を斜めにカットしたり十文字に切り込みを入れると、断面積が大きくなり、お水の吸い上げが良くなる
花を飾る場所も重要
せっかく長持ちさせる方法をしっていても飾る場所が悪いとすぐに枯れてしまうことも。。どこに飾るべきか、きちんと理解しましょう。
花にも、暑さに強い&弱い、寒さに強い&弱いがある
植物の原産地や生産地によってその花が好む気温があります。
当たり前ですが、暑い地域で生産される花は暑さに強く、寒さに弱いです。その植物にあった適温があります。
ですが、涼しい気温の方が基本的に花は長持ちします。暖かいとすぐに花が開く傾向があります。
エアコンの風に注意
結構ありがちなのですが、エアコンの風が直接花に当たるのは良くないです。
それは暖房の風でも、クーラーの風でもです。
花は花の表面や、葉の表面から水分が蒸散しています。エアコンの風が直接当たると水分が余計に蒸散されて乾燥してしまうのです。
- エアコンの風が直接当たらない場所に飾るようにする
その他、お花に関する疑問
お花が元気が無くなってしまった時は??
お花を生けてすぐに、元気がなくなってしまった!という時ありますよね??
そのような場合は、クタッとしたお花を真っ直ぐ上を向くようにして、新聞やクラフト紙できつめに巻いて、更に茎をカットしてから深水で生けなおすと元気になる事が多いです。元気がなくなってしまっても諦めずにこの方法で試してみてください。
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長持ちするお花って??
じつは、そもそもお花によって長持ちするものと、そうでないものがあります。
長持ちするお花
代表的な花はカーネーション、リシアンサス、ラン類です。
特にカーネーションはダントツNo.1で長持ちします。長い時で2〜3週間程度長持ちする強者です。
カーネーション、リシアンサス、ランの情報はコチラ↓
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ちょっと短命なお花
代表的な花はダリア、クチナシです。
ダリアは大輪でどのお花よりも存在感があり、ものすごく人気者です。
ですが、その華やかさと引き換えに、花もちは短いのです。。ですが、本当に美しいので、旬が来たらぜひ飾って欲しいお花です。
クチナシは、6月あたりに出回る花で、とても甘い香りがします。
香りがとても強い分、花持ちがあまり良くないのですが、その香りは他の花よりもとても強く甘いです。
ダリア、クチナシの情報はコチラ↓
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という事で、出来るだけお花を長く楽しみたい方は、元々長く持つお花を選ぶのも手です。
- お花初心者は元々長持ちするお花を選ぶのがBEST
最後に。花屋の私が思う、お花を長持ちさせるコツ
上記の方法を活用して頂ければ、お花を長く楽しめるかと思います。
ですが、ここでわたしからのとっておきのアドバイスです。
長年花屋でも働いてきましたし、自宅でも数々の花を飾ってきましたが。。。
花持ちに関して思う事はこちらです↓
あまり触らない。放置する。
これが、意外と長持ちするコツです笑
花屋なのに本当に放置してます。上で述べた事と反しますが、、
わたしは水も全然変えません。本当に放置!!笑
でも、意外と、思っていたよりも長く持つのです。
本業の花屋では、ちゃんと2日に一回、全てのお花のお水を変えて、栄養剤も使用しているのですが、、
お店でお花を管理しているのよりも、自宅で放置気味でお花を置いておく方が長く持つ感じがあるのです(O_O)
何故かはわからないのですが、、、なんとなく思うのは、お花を触りすぎるとお花にとってストレスなのかなーなんて思います。
お花がいつもすぐ枯れちゃう、、という方は試してみる価値はあると思います!
- あまり触りすぎると、花にとってはストレスになる??
という事で、本日はお花を長持ちするコツをご紹介しました〜
ぜひぜひ、明日から試してみてください〜
最後までご覧頂きありがとうございました😊
各お花ごとの管理方法など、詳しい情報はコチラの記事から探しすのがオススメ↓
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