こんにちは。
今回は切花のアジサイについてのご紹介です。梅雨の時期の風物詩であるアジサイ。雨にぬれる姿は涼しげで幻想的でもあります。ですが、アジサイは間違った管理すると、すぐに萎れてしまう場合も。。。当記事ではアジサイを長く楽しむ方法や、枯れてしまった場合の対処法などをご紹介していきます。梅雨の時期ならではのアジサイをもっと楽しみましょう。
当記事はこんな方にオススメ↓
- 花のある暮らしを始めた
- アジサイが萎れてしまった
- アジサイをできるだけ長く楽しみたい
アジサイってどんな花?
科:アジサイ科
属:アジサイ属
出回り時期:6月頃(輸入品は通年)
手に入れやすさ:★★★★
俳句や歌などでも雨や梅雨とセットでうたわれるほど、梅雨の時期の代表的な花です。
じつは青やピンクに色づいている花に見える部分は、「萼(ガク)」が発達した「装飾花」。本当の花は、その装飾花の真ん中にある小さな点のような部分なのです。
色は青、パープル、ピンク、グリーン、ショッキングカラーからアンティークカラーまで様々!
アジサイの種類
街でよく見かけるアジサイは、丸くこんもりしたタイプと小さな花が真ん中に密集し、外側に装飾花があるタイプがあると思います。
前者はてまり咲き、後者はガク咲きといいます。切花ではてまり咲きタイプが出回ります。
色々なアジサイをご紹介していきます!
秋になると、アンティークカラーのアジサイも登場します。
カシワバアジサイは、葉の形が柏葉に似ている事が由来なのです。
アジサイの時期は?
時期は皆さんご存知の通り、梅雨時期の6月頃が旬ですが、輸入品については通年出回りがあります。梅雨時期にはこぶりなてまり咲きが多く出回り、輸入品は頭が大きくとても長持ちします。
アジサイを長く楽しむ方法
梅雨時期の風物詩のアジサイ、せっかくなのでお家で長く楽しみたいものですね。アジサイの管理方法について現役花屋がご紹介します!
長持ちするものを選ぶ
そもそも長持ちしそうな元気ものを選びましょう。元気なアジサイはこんなアジサイ↓
- 花、葉、茎にハリがある
- 花頭がカチッと硬い
- 花が茶色く変色していない
逆に花や葉がくたっとしていたり、枯れている部分が見受けられるものは避けましょう。
ちなみに、花(装飾花)が大きく、花頭が大きいタイプは花がガチっとしていて、とても長持ちします。輸入のアジサイに多いです。
水を多めにいける
アジサイは水が大好き。たっぷりのお水にいけてあげましょう。
きりふきで花頭に水分を与えるのも効果的◎
細かいミストが噴射できるオススメのきりふき↓
栄養剤を使用する
花の栄養剤も効果的。ただでさえアジサイは萎れやすい花なので、必要な栄養を補ってあげる事で、長持ちします。
余分な葉を取る
葉から水分が蒸散していくので、1〜2枚の葉を残して全て取り除くのがオススメ。そうする事によって、水分が失われていくのを防ぎます。
茎を斜めにカット&ワタを取る。
アジサイは水をたくさん吸うので、茎を斜めにカットし断面積を広くしましょう。その際は、より斜めにカットでき、茎を痛めにくいフラワーナイフがオススメ。
また、茎の断面から現れる白いワタを取り除くと水揚げがよくなります。
- アジサイは、水をたくさん吸えるように一工夫してあげると長持ちします。
アジサイが枯れた?!復活させる方法
適切な管理方法ができておらず枯れてしまった、またはお花屋さんから家に帰る途中で萎れてしまった、、など、残念な状態になってしまっても、、諦めないで下さい!
場合によっては復活できるので、その方法をご紹介します。
まずは新聞で巻いて水揚げし直す
花頭を上に向かせるように新聞等で巻きます。花が下を向き元気がない状態だと思うので、上を向くようにします。
その次に、前項でご紹介した方法で深めの水にいけましょう。
(余分な葉を取る、茎を斜めにカット&白いワタを取るです。)
2〜3時間(または半日程度)程度、その状態にしておき、新聞を外すと元気になっている事が多いです。
その際、やはり栄養剤を使用すると早く元気になります。
それでもダメな場合
それでもあまり元気がない場合は、最終手段として以下の方法をお試しください。
アジサイの頭が入りきる花瓶かバケツなどに水をはり、花頭を丸ごと浸けます。この状態で2.3時間〜半日程度放置しておくと、元気になってる場合があるのでぜひお試しください。
- 花頭を浸けすぎると、装飾花が茶色く変色する場合もあるので、時々様子を見るのがオススメです。
アジサイの楽しみ方
アジサイの楽しみ方は、花瓶にいけるだけではありません。色々な飾り方がありますが、特にオススメの飾り方をご紹介します♩
初夏の花と合わせて飾る
初夏の枝物や花は、アジサイと同じく水々しくフレッシュなものが多いので、相性抜群!
特にブルー系のアジサイには、デルフィニウムやハイブリッドスターチスなどに合わせると◎
この時期旬の芍薬と合わせても素敵です。
水に浮かべる
幅の広い器に水をはり、アジサイを浮かべるだけで和の趣きがでます。花瓶に飾ったアジサイの装飾花をカットして、浮かべてもOK。
お花を浮かべるのにちょうど良い水盤ベース↓
ドライフラワーにする
カチッとしてアジサイはドライにもなるので、ぜひ挑戦してみて下さい。ちなみに、柔らかめのほわほわしたアジサイはドライになりづらいので注意。上手にドライフラワーになればとても長く楽しめますよ。
以上です。
梅雨の時期に旬を迎えるアジサイ。ぜひ長く楽しんでくださいね。
最後までご覧頂きありがとうございます♩
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